私たちの健康が財政面でも重要視されているような感がありますが、実際には健康寿命の延伸はもとより、健康な生活をおくりたいと誰もが考えていることでしょう。

そして私は健康な生活をおくるためには“良質な睡眠”も重要な要素と考えております。

睡眠には心身の疲労を回復する働きがあり、活動の糧となります。
そのため睡眠が阻害されると心身の健康問題や生活への支障、健康寿命を脅かす生活習慣病の恐れさえ出てきます。

我々ＩＳＡＳＡは睡眠の阻害、特に“いびき”・“睡眠時無呼吸”、さらには閉塞型睡眠時無呼吸症候群（ＯＳＡＳ）に焦点を当て“良質な睡眠”を皆さんにお届けできるよう活動しております。

“いびき”や“睡眠時無呼吸”でお悩みの方は、ぜひ当サイトを参考になさってください。

社団法人国際睡眠時無呼吸アカデミーＩＳＡＳＡ
会長 池尻 良治

潜在患者５０００万人といわれる睡眠時無呼吸症候群。

当院はこの厄介な病気の治療に歯科医院という患者さんの口腔内に最もアクセスしやすい立場から取り組み、生活習慣の改善指導はもとより、独自の検査法から治療法まで、良い睡眠を得るための様々な手法を培ってきました。

睡眠には「良い睡眠」と「悪い睡眠」があります。
「悪い睡眠」は睡眠不足や浅い睡眠のことで仕事の能率低下のほか、交通事故や産業事故につながることがあり、社会問題化しています。
この問題は子どもにも拡がっており集中力の低下は勉強や運動など子どもの成長に不可欠な要素に影響が出ています。

本書は「悪い睡眠」を「良い睡眠」に変え、心身の本来の健やかさを取り戻したいと願うすべての方の手元に届けたいと思い執筆しました。
皆さんの睡眠の質の向上のヒントにしていただけたなら、それに勝る喜びはありません。
明日の活力と日頃の健康のために、ぜひお役立てください。